獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






私はそのことに、ニヤリと口角をあげる。


ナイフを持った男は、藍島さんを狙っているのか、刃先を彼に向けて、だんだんと距離を縮めていく。






そして、私も……。







ニンマリと不気味に微笑む、ナイフを持った男。


そいつは藍島さんの背後に立ち、ナイフを振り上げる。




藍島さんは目の前の敵に手一杯で、後ろに誰かいると気づいているが、なにもできないでいた。





そして、男はナイフを、藍島さんへと振り下ろした。








「これで終わりだ」



「……あなたがね」








男の呟きに、私は低い声でそう言った。



消していた気配を、元に戻す。

そしてやっと、神雷の五人やナイフを持った男や敵が、私の存在に気づいた。