闇夜に舞う蝶

「ありがとう。
でもごめんなさい…
今は…これからも貴方達を頼ることはできない…」

「なんでよ!?舞蝶!」

お母さん…

「姉ちゃん…」

時雨…

「舞蝶…」

刃…

「来弥か。」

っ!!!

「「「親父!(あなた!)」」」

「っ!!そ、うで、す」

「俺達は殺られない。大丈夫だ。」


その言葉…


『安心して?舞蝶。
俺達なら大丈夫だ。俺が守るよ。』



っ!!!


「…んな……いっ…」

「なんだ?」

「そんなこと言って!!
どうせ!みんなみんな!
死ぬんでしょ!?!?!?
最後には私が悪いって…」

「「「「違う!!」」」」

「違くないよ!!!!!」


ギュッ
ギュッ
ギュッ
ギュッ


「お父さん…
お母さん…
刃…
時雨…」

あぁ。

暖かい。

抱きしめられて、愛を感じるのは、人の体温を感じるのは久しぶりだ。


「ごめん。
でも無理。
今は…信じれないよ…」

「私達もごめんなさい。
いいのよ。
貴方のスピードで頑張りなさい。」

お母さん…………

「俺も悪かった…
でもたまには甘えてくれよ?」

お父さん…………

「舞蝶。
お前は少し肩の力を抜いてゆっくりでいいから周りと触れ合え。」

刃………

「お姉ちゃんなら大丈夫。
辛かったら俺達“家族”がいるよ。」

時雨…………


「ありがと。
みんな。
ありがと。」

ありがとう。





「じゃ、世直し行ってきます。」

「「「「行ってらっしゃい!」」」」