闇夜に舞う蝶

「刃、時雨。私は嫌だ。」


「なんで?姉ちゃん。ずっと逃げるの?」


「逃げてない。
私は自分の犯した罪を償う。
また別の族に関わったらあいらなら嗅ぎつけてくる。
これ以上大切な奴を作って裏切りたくない…
殺されたくない…」


「っ。そうか。わかった。」

「ありがと。刃。」



ごめん。

仲間にしようとしてくれてんのに。

嬉しいけど………

多分あいつらは信じられない。

あいつらだけじゃなくて、家族、闇蝶以外は無理だ………



「おい、桃矢、新、大我。無理だ。」

「えー!僕舞蝶ちゃん姫にしたい。」

「俺もだ。舞蝶以外受け付けない。」

「……俺も。」

「無理だ。」

「「「なんで?《なぜ?》」」」

「無理だつってんだろ?
総長命令だ。
これからは舞蝶に必要以上にかかわるな。」

「副総長命令。
これ以上姫になるための招待とか禁止。」



刃…………
時雨…………


総長命令、副総長命令は幹部達に壁を作る言葉だから嫌いなのに。


私なんかにはもったいない兄弟だな。