闇夜に舞う蝶

「そんじゃ。私は」

「おい。」


チッ


「なんだよ。」

「学校では隼人って呼べばいいんだよな。」

「あぁ。」

「辛くないのか?」

「は?」

「この世にいない最愛の人の名前で呼ばれて。」


辛くないのか…か。

辛いさ。

でもこれが私の罪だから。

「そんなわけ無い。
辛い?
私は辛い、だけじゃ許してもらえるような人間じゃない。
かなり大きな罪を犯してしまった。」

「その罪って」

「うるさい。
言う義理はない。
探索するなと言ったはずだ。」

「っ!あ、あぁ。」


ふぅ。
そろそろ行くか。


「んじゃ、私帰」

「あ!!!」


チッ


んだよ。

またかよ。

今度はなんだよ。



「ねね!舞蝶ちゃん!女の子姿見せて!」



ピキッ!


空気が固まった。

女の子の姿。