そして今日も来た、というわけ。 「ところで考えてくれた?」 「…すいません。 正直今は余裕ありません。 俺にはそんなのできないです。 これ、返します。」 そういって案内等を突きつけた。 これでいいんだ。 今でも大変だ。 部活と勉強の両立は考えている以上に難しい。 それに芸能界という仕事が加わってやり遂げられる自信がない。 「失礼します。」 そう帰ろうとしたとき。