「美波ちゃん! 聞いてよ~神楽坂ってば今日帰りサッカーして帰らないって言うんだぜ。 付き合い悪いと思わねぇ?」 嫌な予感的中。 こんなこと言われたら美波が言うことは決まってしまう。 「…今日私とのなしにしてサッカーしてきなよ、天気良いのにもったいないよ。」 やっぱり…。 いつもこうだ。 自分との約束をキャンセルしていつも俺の予定を優先させる。 「いいよ。 まじで悪いけど、今日は無理だから。」 そういって俺は教室を後にした。