「…結局は美波ちゃんがだーいす…いで!」
「それ以上言ったら次はもっと大きいやついくから。」
「蓮、地味にこぇぇよ。」
「当たり前。」


正直なところ、分からない。
あいつのことが好きなのか。
いや、好きは好きなんだろうけど、それが恋なのか、それとも別なのか。


「神楽坂、これ答えてみろ。」
「…はい。」


ボーっと外を見ていたからか。
先生に当てられてしまった。
黒板に向かい、問題を見ると自然と答えが浮かぶ。