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「う~ん。。」

「優亜ー!早く起きないと学校遅れるわよー!今日から新学期なんだから!」

その母の声で私は目を覚ました。
私は今日が待ち遠しくて、急いで着替え、もの凄い勢いで階段を降りる。

「お母さんおはよう!」
私は朝からテンションがとても高かった。
そして、お母さんも
「おはよう」
と、にっこり笑う。

私は桜丘高校の高校2年の芹沢 優亜。

今日は、親友の佐藤 紗妃と一緒に学校に行くのだ。
少し寝坊した私は急いで支度をし、パンをひとかじりして家を出た。
「行ってきます!」
「いってらっしゃい」

「紗妃ー!お待たせ!」
「もー、優亜遅いよー。」
と、紗妃は笑いながら言う。
「まっ、いいや!ほら早く優亜行こっ!」
「うん!」
私は嬉しながら言う。

学校に着くと、新しいクラス表見る人で人だかりができていた。

「優亜。私クラス表見てくるからここで待ってて!」
「うん!ありがと。」

「優亜ー、今年違うクラスだったー。」
「あぁー、残念。」
「優亜が4組で、紗妃が6組だった。」
「まぁ、お互い頑張ろうね。紗妃!」
「じゃあ、また後でね。紗妃!」
「うん!」

そして、教室に着くと、もう女子も男子も騒いでいた。

その中に、学校一イケメンだと言われてる香西 隆也がいた。
その周りにはもちろん男子と女子の人だかりがあった。

すると、隆也君が席を立って私に近づいてくる。
隆也君がじーーーーっと私を見てる。
そして、思い切って聞いてみた。

「あのー、何か私に用ですか??」
すると、
「あんたが、芹沢 優亜?」

なんで私の名前を知ってるのかわからなかったけど、一応返事をしといた。

「やっぱ!!」
「優亜、俺のこと知ってる?」

いや、逆に知らない人いるのかな?

「はい。知ってます。」
「よかったー!じゃあこれからよろしくなっ!」
「あっ、はい。」

ちょっと胸がドキッとした。

これが最初の出会い…。