満理が困ったように笑う。
あまり話したくはないらしい。
「話を戻すわね。私達は会議の準備や、必要な資料の準備をするの。資料の準備をお願い」
リストを渡され、内容を確認する。
「ある程度はここの保管庫にあると思うけど、2年前以降のものは資料室に行かないと」
「わかりました。揃えたら、誰に渡せば?」
「朝田さんに。彼女が、常務の担当だから」
満理が指差した先には、羽村と談笑する女性の姿。
彼女が朝田――らしい。
「わかりました」
リストを手に、まずは保管庫に向かった。
「2013年…下半期……。これで全部ね」
資料室に来て30分。
必要な資料を順調に見つけたのはいいが、かなりの量だ。
持てるだろうか?



