笑いながら、ペンを走らせる。
明日には、消してしまわないと。
環の番号――。
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徹夜が続くと、やはり体が辛い。
けれど、忙しい間は余計なことを考えなくていいから。
環はファイルを開き、書類に不備がないか確認する。
「……これでいい。社長に渡してくれ」
「はい」
凛子が辞めてから、四日目。
相変わらず、休みと秘書室には伝えているが、そろそろ限界だろう。
(新しい秘書を探すか、それとも妥協するか…)
選択肢はいろいろあるが、どれも選ぶ気にはなれない。
自分で選んで、自分で決めたのはただ一人――凛子だけだ。
「……はぁ」
「お疲れのようですね。こちらをどうぞ」



