浅川君は美貴が他のクラスメイトから隠れるように真横に立った
「美貴」
浅川君の呼んでいるのに気づいているのに美貴は尚知らぬ顔で外を見やっていた
林檎はいつもの様子と違う美貴の態度にオロオロと二人を交互に見ることしかできなかった
「美貴、怒るよ?」
林檎と美貴、浅川の3人にしか聞こえない程度の声で、先程とは全く異なった冷たい声が林檎の耳を掠めた
そんな冷たい声に美貴は -----ビクッ と肩を震わせた
そして恐る恐るといった感じに振り返りまるで睨みつけるかのように浅川を見やった
「やっとこっち向いてくれたね。
青木さんが美貴にって」
はい、と浅川は美貴机に可愛いハンカチに包まれたお弁当を置いた
