そして私はまた 「優弥…」 と名前を呼び、 温かい優弥の腕の中から 優弥を不安そうに見上げる。 すると 「沙菜…イイコ。」 と頭を撫でてくれるの。 私は極度の不眠症で そして極度のストレスをいつもためている。 そんな私に安らぎをくれるのは 兄でも、妹でも、親でもない。 従兄の優弥だ。