✳︎元サイド✳︎

ー夜桜倉庫ー

元「仲間…か…。」

洸「元…。」

洸は俺を見た。
悲しそうな目をして。

元「洸、お前もだろ。無理すんな。」

あの事があって俺たちは人を信じるのが難しくなった。

元「皇鬼はいい奴らってのは分かってんだよ。だけどな、またあんな事があったら…って怖いんだ。」

少し体が震える。

裕太「うん、だよね。…ねぇ、もういっそ転校でもする?」

洸「…唯花に相談して決めよう。まぁ、でも、転校した方がいいのかもしれないな…。」

転校…か。
でも、それは逃げてるだけなんだろうな。でも、怖い。唯花はもっと怖いだろう。唯花…。