✳︎蓮斗サイド✳︎

奏斗「ねぇ、後を追おうよ!」

まぁ、そうだな…。

蓮斗「よし、お前ら、行く
純一「だめだ。」

純一さんに遮られた。

蓮斗「何でですか!?」

純一「俺が殺られるから。」

蓮斗、裕二「は?」
奏斗「え?」
光希「はい?」

俺たちは言葉通り、目が点になった。

純一「とにかく、行っちゃだめだ。いーな?」

蓮斗「でも!!」

あいつらは、絶対何か隠してるんだ。
夜桜に関する何かを…。
それに、拓人に認められて嬉しかった。
もっと仲良くなりたいと思ったんだ。

純一「でも、殺られっぞ?」

光希「だから、それってどーゆー意味ですか?空也たちはそんな危ない所に行ったんですか?」

純一「いやー、まぁ、時間通りなら、大丈夫だから。」

時間通りって…。

純一「あ、あと、あいつらを族に入れようとすんな。てか、入れんな。」

は?

蓮斗「何でですか?」

純一「理由は言えねーが、とにかくだめだ。いーな?これは命令だ。」

裕二「もし逆らったら?」

純一「そーだなー。とりあえず、殺って、逝かせてー次はー」

殺ると逝かせるって、同じ意味じゃないか…?

光希「うっ、も、もういいです…。」

純一「そかそか。じゃ、俺はこれで!俺も早く行かないと、殺られちまうからな…。またな!」

そして颯爽と去っていった。

てか、純一さんが怖がるくらいの奴って誰なんだ?

みー(あー、言い忘れてたけど、5人の理事長が元総長だと知ってるのは、夜桜と龍牙と豪火の人だけ。んで、皇鬼は、純一は先代だから、元総長だとは知っているが、他は知らない。ましてや、夜桜の元総長がいるとは知らないのだ。)

光希「本当に謎ですね。純一さんも、空也たちも。」

てか、

蓮斗「拓人たちは、誰が呼んでいたか分かってたみたいだな。」

奏斗「えっ、そうなの!?」

気づかなかったのか…。

光希「そうですよ。はぁ、これからどうしますか?」

蓮斗「………とりあえず、理事長室に行って、もう1度純一さんに聞いてみるか。」

光希「そうですね。今できるのはそれくらいですし。」

奏斗「だね!」

裕二「決まったなら早く行こうぜ。」

蓮斗「そうだな。」

そして俺らは理事長室に向かうのであった。