太陽ほど
明るくもなく
月ほどに
従順でもない
わたしは火星【マルス】


悲しみに
きみ泣くといふ
われ泣くは
ただみじめさの
ゆゑにほかなし


愛と希望?
そんなの背負って
生きちゃいない
確かな野心と
こころの剣だけ


「悲しくて
泣いちゃう」程度の
悲しみしか
知らないアンタが
慰めないで


リセットも
できない くすんだ
現実で
このままゆっくり
死んでいくのか