「ちょっと!何よこの不愛想が!お前だなんてちゃんと名前あるんだからっ!」
「ちょっと凜…落ち着いて」
「俺そいつの名前知らねーし」
殴りこもうとしている凜を抑えていると芹沢くんが返してくる。
「あ、っと…そうだよね」
「ちょっと楓なに納得してんの!それなら名乗ればいいでしょ!」
「え、ちょ、凛…っ!?」
「あのね、この子にはちゃんと春名楓っていう名前があるの!覚えて!あとね…っ「ハルナ…?」
凜が私の自己紹介をしてくれてその後になにか言おうとした瞬間、彼はがたっと立ち上がり私を見る。
「え、…はい…?」
「お前“ハルナ”っていうの?」
「あ、はい」
私の名前を確認する芹沢くん。

