「その子の名前なんていうんだ?」 「その子って、隣の子?」 「そうそう!」 「芹沢颯太くん。」 ガッシャン!!!! 名前を言ったと同時に、マスターの手から落ちていったコーヒーカップ。 「…セリザワ?」 「もうマスター、気を付けてってさっきいったばかりなのに~」 私はマスターの足元に散らばった破片を拾いながら言う。 「…その子の名前セリザワっていうのか?」 そんな私にお構いないしにマスターは聞いてくる。 「うん、そうだよ?知ってるの?」