「親父」 ボソッと、名前を呼びながら病室に入る。 「おぉ、颯太来たのか」 「…あぁ」 カーテンをシャっと開けるとそこにいたのは、 点滴を2本繋げられ、ベットに寄りかかって本を読んでいたお父さんだった。 「…ん?そちらは?」 「あ、あの初めまして。春名、楓です」 「…ハルナ?」 名乗るとぴくっと眉が動く。 「親父。俺の彼女」 「…颯太、の」