今日は久しぶりのデート。 その行先は 「…俺が守るから」 そういって1歩、颯太くんのお父さんが入院している病院に踏み出した。 「ここ」 201号室の前で立ち止まる。 「行こう、颯太くん」 何を言われても仕方ない。 好きなヒトを、私の父に奪われ今その娘が会いに来ているのだから。 怖くないと言ったら嘘になる。 怖くて震えているのが事実だ。 でもそれよりも、1人で颯太くんが戦っていたその理由であるお父さんを見てみたかった。