それは陸の声だけじゃなく、クラス男子のみんなからの声だった。 「めんどくせーよ劇なんて」 「やめようぜそれは」 「だりーわ」 一般的な意見だった。 「どうせそれって自分が主役やりたいからでしょー?」 「また芹沢くんを独り占めしようって作戦じゃないの?」 「自分だけ話せるからっていい気になっちゃってさ」 それは女子の意見だった。 「こえーな。男子も女子も」 「ははは。まあ颯太くんのことになるとみんなそうだよ…」 「じゃあお前も陰で言われたりしてんの?」 「え?」