君が冷たい理由。【完】








私にテスト範囲の問題を探し出してくれると彼はそういって自分のテキストに目を移す。




無言のまま、私も問題を解き始める。





そんな光景を母がじっと見ていたことなんて私は気づかなかった。








――――母が“セリザワ”と聞いて驚いた理由も、まだわからないままだった。

















「あ、颯太くんここわかんない」



始まって数分が経って口を開く。