靴を脱ぎ、家に入って行く彼。 「あら、おかえりー…、ん、お友達?」 リビングから出てくるお母さんが首を傾げながら問う。 「あ、う、うん…えっと」 「お付き合いさせて頂いてます。芹沢颯太です。」 深々と頭を下げる彼。 「あのねお母さん、私っ」 「セリザワ…くん?」 「はい。芹沢です」 凄く驚いた表情を見せる母と、余裕そうな笑みを浮かべた颯太くんがそこにはいた。 「…。あらそう。 もうびっくりしたわ~。楓に彼氏なんて。ささ、どうぞ上がって」