「…あ、お母さんいる…」 本来の目的を思い出して私たちは家に向かった。 手を繋いで。 「親いた?」 「あ、うん。ごめん」 「いやいいよ。むしろ挨拶できるし」 「え…挨拶ってっ」 「彼氏ですって。」 すらっとそんなことを言ってしまう颯太くんにまたきゅんとくる。 「ど、どうぞ…」 ドアをあけ家に初めての彼氏を入れる。 「お邪魔します」