3つの視線、1つの物語


「うわぁーん…なんでよ!なんでよー!」


泣き叫ぶメルン
もう、自己制御さえ効かなくなってしまったらしい…


「姫様っ…とりあえず、落ち着いてください」


泣きじゃくるメルンを、強く抱き締めて優しく声を掛けるノア

すると、徐々に落ち着くメルン


「いっぱい…求婚の手紙来たの…」


やっと、事情を話す余裕が出てきたみたいだ


「でも、私は…ノアがいいの」


ノアは静かに聞いている


「私は…ノアが好きなの…」


メルンが真っ直ぐノアを見つめて言った
でも、言ってもどーにもならない…
きっと、ノアは…


「わかりました」


そう言ったノアは、メルンを支えながら立ち上がった


「王様の所に行きましょう」


えっ?!
の、ノア?!
一体、何をしに行くの?!