3つの視線、1つの物語


朝食の後
ノアを連れて桃の庭に来ていた

メルンはベンチに座りぼーっとしている
それを見たノアが、私に聞いてくる


「姫様…どうしたの?」

「にゃぁー」


女の子には色々あるんだよ

ってゆうか、私に聞いても分からないでしょ
言葉通じないんだから


「俺が、猫語分かればいいのに」


あー…ノア、相当困ってるんだね
でも、残念だけど自力で頑張って

ふーっと、ため息を吐いたノアは立ち上がりメルンの元に行った

メルンの足元に跪いて、下からメルンを見つめてる


「どーなさいました?」

「…………」


問い掛けるノアに対して、メルンは答えずにじーっとノアを見つめる


静寂…
桃の木が風にそよぐ音しか聞こえない