3つの視線、1つの物語


「こんな所に居たんですか?」


えっ?この声は…


「遅ぇーよ馬鹿。じゃ、僕は行くからね」


声の主を遮るエトワール王子が去っていく
すると、そこに居たのは…


「ノ…ノア…?」

「はい、姫様」


な、なんでノアがここに?!
しかも、しっかり正装してるし


「ど…して?」


メルンの疑問はごもっとも…
だって王族しか入れないはずなのに


「エトワール王子と知り合いでして」


笑顔で言うノア
王子と知り合い?!
それで、王子に手贔屓してもらって潜入しちゃったの?!


「な、なんで…」

「姫様が泣いてるんでは無いかと思いまして」


あぁ、本当に…
ノアが王子じゃないことが勿体無い…