3つの視線、1つの物語


「ノア…怖いよ…助けてよ…」


そんなの無理だと分かってても、口にしてしまうほどメルンは弱っている


「うわぁ、本当に綺麗なお姫様だー」

「?!」


急に声を掛けられて、メルンと私は驚いた

え、この人誰?
いや、どっかの王子っぽいけど…

なんか…
ノアを脱色したらこんな感じになりそう
ノアを金髪にしてちょっとチャラくした感じ


「あ、失礼しました。僕は、エトア国の王子、エトワールです」


エトア国…
あぁ、ノアの国の王子様だ


「えっと…あ、あの…」


しかし、いくらノアにどことなく似てたとしても…男は男

メルンの瞳がどんどん潤んで行く


「あ、ごめん!そうだよね、急にごめんね!あわわわわっ、アイツ何してんだよ!早く来いよー」


メルンが本格的に泣きそうになる
慌てるエトワール王子

ってゆうか、この王子…
ダンスのお誘いに来たわけじゃないの?