煌びやかな会場
楽しそうな王様
そんな王様の横でメルンは震えている
「本日はお招き頂きありがとうございます。…メルン様、私と一曲お願いできますか?」
さっきから、こればっかりだ
王様に挨拶して、メルンへのダンスのお誘い
しかし、メルンは首を横に振るばかり
そんなメルンを見て、王の背後に立つコンフィーヌが言った
「姫様、いつまでそうしてるおつもりです?一度も踊らないなんて、格好がつきませんよ?」
そして、メルンの肩に触れ言う
「なんなら、私が一曲…」
「お父様…すみません。少し歩いてきます」
コンフィーヌが言い終わる前に、メルンは席を立った
そして、会場の隅の方に逃げるように向かった
私も慌ててメルンの後を追う
「…怖いよ…」
会場の隅の隅に逃げて、メルンが呟く
メルンの顔を見ると…泣いていた


