「ノア…」
「ん?」
本当はノアにギュッと抱き付きたいけど…
ノアの体はボロボロだ
抱き付いたらノアが痛い思いをしてしまう
だから…
「キス…してい?」
「喜んで」
一瞬驚いた様子のノアだったが許可が出た
なので、体に触れないようにしながらノアに近づく
「へへっ…なんか、変な感じ」
「うん、メルンに見下ろされるのは新鮮」
ベッドに横になる王子様
それを覗き込む形のお姫様
立場逆転でなんか面白い
二人で小さく笑った後、自然に瞼を閉じて二人の唇が重なった
「…メルン…唇、しょっぱい」
「涙味です」
顔面崩壊する程泣いたからね


