3つの視線、1つの物語


「正確に言えば…クロワが見つけてくれたんだってさ」

「え?そうなの?」


ノアを追いかけてこの城に来たクロワ
そのクロワがノアの匂いを辿ってライラ達を導いたらしい

すごいね、忠犬ならぬ忠猫だ


「あと、俺の気力も凄かったらしい…」

「へ?」

「意識失ってもおかしくない程流血してたらしいよ?」

「はぁ?!」


い、いつノアが死んでもおかしくなかったって事?

体がブルッと震える


「俺も、意識飛ばしたら終わりだと思って必死に耐えた。メルンを想ったら…死ねないって思ってね」

「え?」

「俺が死んだら、メルンが泣きながらコンフィーヌと結婚するんだと思ったら…絶対死ねないでしょ」

「!!」


ニコッと笑うノアにぎゅっと胸が締め付けられる

あぁ…やっぱり私はノアが大好きなんだ
もう、ノア無しでは生きていけない