3つの視線、1つの物語


「ごめんね…涙、拭いてあげたいけど…両手折ってるんだよね」

「大丈夫だもん、涙くらい自分で拭くもん」


先ほど、あまりにも顔面崩壊していた私にネージュがタオルを一枚渡してくれた

そして、気を効かせたのか…
私を残して皆ノアの部屋から出て行った


「…痛い?」


ノアをチラリと見る

ノアは両腕、肋骨、右足を骨折
全身打撲に全身擦り傷を作った


「痛くないって言ったら…嘘になるけど。大丈夫だよ」


そう笑うノアだが、生きていたのは奇跡だった

崖から落ちて、大量の木の枝を破壊したのち地面に落ちたらしい

大量の木の枝が落下の力を分散させたお陰で命は助かった

が、片足を折って、両腕も折ったノアは動けなかった
さらに、頭から血が流れてたりと少々命の危機を感じた

さすがに、死んだかと思ったらライラが現れたらしい