3つの視線、1つの物語


「……んっ」


あれ?お布団?


「目覚めましたか?姫様」


私はいつの間にか眠ってしまったらしい
ベッドサイドに心配そうなラルがいた


「ごめんね…取り乱して」

「いいえ、仕方がないですもの」


窓の外を見ると夕方だった
けっこう寝てたらしい


「姫様が眠っている間に、国王陛下が帰ってきましたよ」

「お父様は大丈夫そうだった?」

「ええ…やっぱりノアさんが守って下さったらしいです」

「…そう」


お父様が無事で良かった
でも…私の気持ちは晴れない


「私…コンフィーヌと結婚させられるのかな?」

「な、何を言ってるんですか?!」


だって、ノアが居ないんだもん
でも、私は…いつかは結婚しなくてはいけない

そうなると…お父様の信頼が厚いコンフィーヌが私の婚約者になってもおかしくない