3つの視線、1つの物語


「国王陛下を身を呈して守ったんですね。素晴らしい勇気です」


怖いくらいコンフィーヌがノアを絶賛する


「姫様には大変申し訳難いですが…多分、ノアはもう…」

「出て行って!!!」


私は叫んだ
聞きたくない!
聞きたくない!!


「やだっ…やだやだ!!」


ノアが…居なくなるなんて信じない
信じたくない…


「姫様、大丈夫です!ノアさんは大丈夫ですよ」


ラルが再び抱き締めてくれる
でも、"大丈夫"の言葉が信じられなかった

崖下に転落して…ノアは助かるの?
助かったなら…見つかったなら…なんらかの連絡が入るよね?


「ふぇっ…ノアぁ…ノアぁ」

「姫様っ…」


怖い、怖いよ
私、ノアを失ったら生きていけない