「…ノア…?」
俺とレディナとコンフィーヌ様の張り詰めた雰囲気の中、小さく聞こえた声
コンフィーヌ様の陰に隠れていた姫様が姿を現した
涙でぐしゃぐしゃの姫様は、俺を見ると目を見開き驚いていた
すると、姫様は素早くコンフィーヌ様の脇をすり抜け駆け出して来た
そして、俺に向かって飛び込んできた
「の…ノアぁ…っ…うっ…怖かっ…」
俺の胸に飛び込んで来た姫様の体は震えていた
まさか、姫様が飛び込んで来ると思ってなかった俺は驚いた
でも、今は驚いている場合じゃない
姫様を安心させなくちゃいけない
「大丈夫ですよ…もう、怖くありません」
「…ん」
なるべく優しく声をかける
すると、落ち着いたのか姫様の震えが治った
それを確認すると、もう一度コンフィーヌ様に向く
「もう一度聞きます…何をしてるんです?コンフィーヌ様?」
俺は問いかけた
でも、コンフィーヌ様は答えなかった
「おまえには…関係のないことだ」
そう言うと、コンフィーヌ様は姫様の部屋を出て行った


