3つの視線、1つの物語


シャツを脱ぎ掛けていると、再び扉がノックされた

…コンフィーヌ様が戻って来たのかな?
嫌だなぁ…何を言われるんだろう?

憂鬱な気持ちで返事をして扉を開ける
すると、そこに立っていたのは予想外の人物だった


「えっ…姫…様?」


姫様がレディナを抱っこしながら現れた
ビックリしてると、俺よりもビックリした姫様が口を押さえて悲鳴を上げた


「っ?!っー!っー!!」


悲鳴を噛み殺しながら、姫様が俺の胸元を指差して後ずさる

そして、気付いた
あ、シャツ脱ぎ掛けだった


「うわぁ、すみません」


姫様にみっともない格好を見せてしまった
俺は慌ててシャツのボタンを閉めた