3つの視線、1つの物語



あ!


桃の木を見上げて私は気付く
桃が実っていた

甘い香りが鼻腔をくすぐる
私は、慣れた足取りで木に登る


うん、きっと食べ頃だ


匂いを嗅いで確認する
この桃はきっと甘い

今頃、勉強に励んでいるメルンに届けたら喜ぶかもしれない

最近、コンフィーヌとか馬鹿男共のせいでメルンはきっと疲れてるはず


よし、この桃をメルンに届けよう


…っとは、思ったものの
私は猫です

どーやって、この桃を取ればいいんだろう?

枝にくっ付いてる所を噛む?
でも、そうしたら桃が地面に落下しちゃうし…

うーん…
っと、悩みながら木の上をウロウロ、ウロウロする