3つの視線、1つの物語


「…って、ことなんで。姫様、欲求不満になる前に言って下さいね」


書斎を出て廊下を歩いていると、ノアが言った


「お父様の言葉を間に受けないでよ…そんな、欲求不満になんて…ならない…と、思う」


自信はない…


「姫様…言葉に説得力が0%ですよ」


語尾が弱くなった私にツッコむノア
その顔はとても楽しそう


「だ、だって…いっぱい欲求あるし…いっぱい我慢してたし…」


不満じゃないけど…
ノアに気持ちを言いたいのを我慢してたし…
ノアに言ってもらいたいことがあったり…なかったり


「あぁ、すでに欲求不満ですか?」


なんか、見透かされてる気がする
私が分かりやすいのかな?


「不満ではないもん!欲求があるだけだもん」


ノアにしてもらいたい事とかあるけど…
別に、不満には思ってない

ん?
でも…してもらいたい事があるってことは不満になってるってこと?

うー…自分が分からなくなってきた