3つの視線、1つの物語


「うわぁーん…なんでよ!なんでよー!」


自分で自己制御出来ないほど泣き叫ぶ
現実が受け入れられない


「姫様っ…とりあえず、落ち着いてください」


泣き叫ぶ私の体をノアが強く抱き締めてくる
そして、優しく声を掛けられる

すると、徐々に落ち着いてきた
だから、ポツリポツリと事情を話し始めた


「いっぱい…求婚の手紙来たの…」


私はノアが好きなのに…
ノアじゃない人から求婚の手紙が届くの


「でも、私は…ノアがいいの」


ノアは何も言わずに聞いてくれる


「私は…ノアが好きなの…」


抱き締められている体を少し離して
ノアを真っ直ぐ見る

ノアを困らせる言葉だと分かってても言ってしまった

すると、ノアは…


「わかりました」


そう言ったノアは私を立ち上がらせる



「王様の所に行きましょう」


………え?

いや、あの、えっ?!
ノア?!何をするつもり?!