3つの視線、1つの物語


ノアの部屋の近くに来ると、メイドさん達が出たり入ったりしていた


「あの…」


慌ただしく動いてるメイド達
その内の一人に声を掛ける

すると、メイドは慌てたように言った


「姫様、お部屋にお戻りください。風邪がうつってしまいます」

「えっ、ノア…風邪引いてるの?!」


驚いた
それと同時に罪悪感が押し寄せた

メイドの話によると、ノアは高熱を出して寝込んでいるらしい

昨日、私のせいでノアは水をかぶった
しかも、その夜…私はノアを部屋に引き止めた

きっとノアは休めなかった
だから、風邪を引いてしまった


「だから、姫様はお部屋にお戻りください」


メイドに促され、頷く


「わかった…。あのノアに…ごめんなさいって伝えて下さい。たぶん、私のせいで風邪引いちゃったから…」


ノア…
ごめんなさい…