3つの視線、1つの物語


「ノア、平気?」


とりあえず、ずぶ濡れのノアを心配する


「まぁ…はい…大丈夫ですよ?それより、姫様は濡れてませんか?」

「私は平気だよ、でも、ノアが…」


私は、少し水飛沫が飛んだだけ
でも、ノアはまるで滝に打たれたの?ってくらいずぶ濡れ…

このままじゃ、ノア風邪引いちゃうかも…
どうしよう?


「いやぁ、悪いねー。庭に水撒きをしていたら手元が狂ってね」


困っていると白々しくコンフィーヌが来た


「コンフィーヌ…庭の仕事は…庭師の仕事よ…あなたの仕事じゃないでしょ?何してるのよ」


いつもは怖くて逃げるけど…
ノアの背後から怒る


「手が空いたから手伝っていたんですよ。それより、ノア。いつまでそんな、みっともない姿でいる?姫様の前なんだぞ。着替えなさい」

「…わかりました」


私の怒りなんて怖くない風で、コンフィーヌはノアに命令した

…コンフィーヌがノアに水をかけて、みっともない姿にしたんじゃない