「じゃぁ…ノア」


ノアを頼る第一歩を踏み出す


「なんですか?」

「私が落ちた木に実ってた桃…あれが食べたいの。明日、朝、お部屋に持ってきてくれる?」


私ではあの桃は取れない
だから、頼ってみる


「あの桃がいいんですか?姫様が言えばもっと立派な桃だって手配してもらえると…」

「あの桃がいいの!」


ノアが取って来てくれる
その桃がいいの


「…わかりました。持っていきます」


意味が分からない様子のノア
でも、了解してくれた