3つの視線、1つの物語


頬を押さえるノアから瞬時に距離を取り、その場で動けなくなった

すると、私の悲鳴に使用人達が集まって来た
もちろんコンフィーヌも…


「なっ?!ノア、貴様!姫様に何をした!!」

「いや…姫様が…」

「このっ、最低なヤツめ!白昼堂々、姫様に襲いかかるなんて…この害虫め!変態野郎!」


違うっ!
ノアは助けてくれたの!

でも、ダメダメな私の体は震えるばかりで声が出ない

私はコンフィーヌに罵られるノアを眺めている事しか出来ない

すると、そこに騒ぎを聞き付けたお父様が来てくれた


「メルン…落ち着きなさい。大丈夫だから。本当にノアくんが何かしたのか?」


お父様の問いに、私は首を横に振る

ううん、ノアは何もしてない
ノアは悪くない