3つの視線、1つの物語


「にゃ、にゃぁー、にゃぁぁおん」


レディナが鳴いている所まであと少し


「大丈夫、レディナ。あと少しだよ」


慎重に木に手を掛けながら登る


「うっ…んしょ…レディナ…あと少し」


頑張ってレディナが居る木の枝に手を伸ばす
レディナ、今助けてあげるからね

その時…


ミシッ…


凄く嫌な音がした


「え?」


私を支える木の枝に亀裂が入った
う、うそでしょ?!


バキッ


その音と共に、体が後ろに傾く


「きゃっ…?!」


あぁ…また落ちてしまう