付けてあげると目に見えて上機嫌になってる。
贈った甲斐があった。
藍と話したり、アズサと遊んだりしていると夜になり、俺は家に帰る事にした。
「何時でも連絡していいから。」
「うん。ぎゅ~てして?」俺の方に両手を伸ばしている藍。それに応えると藍の手が俺の服を掴んでる。その事に嬉しく思っていると、暫くして藍が手を放した。
「じゃ、また。」
「うん。気を付けてね?」その言葉を聞いてから頷くと玄関を出て車が置いてある所に向かった。
ー数年後ー
二十代後半の男性の左手の薬指に真新しい指輪が輝いている。
その男性は弁当箱の包みをほどいて、弁当箱を取り出すと蓋を開けると彩り豊かな弁当が見えている。
「愛妻弁当、ですか?」近くにいた先生に声を掛けられて
「あ、はい。そうです。」とはにかみながらポリポリと頬を掻いていた。


