僕の友達は

一人のロボットです


彼は僕の町の清掃ロボットで、母さんの子供の頃からいるらしい。
母さんは、僕を産んですぐに死んじゃったから

顔も 声も 香りも どうだったかなんてわからない。

「いつか、会えたらな」

そんな風に思うときが、度々あるのです。