あたしはお母さんを応援するって決めたんだ!


「お母さん心配しないでね!あたし一人でも大丈夫だから!」



「結芽…ありがとね。近所におばあちゃんもいるし、お母さんにも何かあったら必ず連絡するのよ?」



あたしの頭を優しく撫でるこの手が昔から大好きで…

でもたまに怖くなる。



「わ、わかってるよ〜お母さんも無理しないでね」


昔から疑うのが嫌いなんだ。


もう、この手が届かなくなってお母さんが帰ってこなくなったら…なんて考えれば考えるほど切なくて…



「……結芽?」


「……え?あ…何にもないよ!そうだ今日はあたしがご飯作るね!」



一層、何も考えないほうが楽だもん。

なんて考え…逃げてるのだけなのかな?