「結芽ちゃん可愛いもんな〜。実際モテるし?でも彼氏は出来ないんだって。男子曰く手に負えないらしいよ」




ブッ、だろうな。


俺は笑いを抑えコーヒーカップに口をつける。




「ってかさ、彰人今どこ住んでんの?」



「ブッ、…は!?」



いきなりそんな話をするもんだから動揺でコーヒーカップを落としそうになる。



「実家出たんじゃなかったのか?もしかして親父さんと和解した?」



「するわけねぇだろ。してたらこんなとこいねぇし。……3年前から一人暮らしだよ」




へぇ〜とコーヒーを一口飲んだ真野はニヤリと笑う。



「相変わらずだな。まあ、詳しくは今は聞かねぇが。そうだ!今度家呑みでもしよーぜ!」



「ああ……はっ?」



家呑み?



「もちろん彰人の家な〜そうだな〜次の休みは…」