部活ではいつもと変わらない長瀬だった。
だけど、何があったのかと、悟られないよう必死に隠しているようにあたしは見えた。
最終下校になり、帰宅後マンションのポストを久しぶりに見るとお母さんからのポストカードが入っていた。
"元気にしてる〜?ちゃんとご飯食べてる?
勉強疎かにしちゃダメよ!"
ふっ、相変わらず心配症なんだから…
「何、にやにやしてるの。怖いから」
ポストカードを見て思わず頬が綻んでいると、背後からそんな声が聞こえた。
振り返るまでもない。
あたしの大好きな声だ。
「櫻木先生っ!!おかえりなさいっ!」
振り返り、とびっきりの笑顔を向けると…
櫻木先生はいつものようにやれやれと微笑んだ。

