長瀬を連れて屋上にやってくる。
連れてきたはいいけど……どうしようか。
「あ、知ってた?鈴香先生、健康食品好きらしいよ〜ハハッ〜保健室の先生って感じだよね〜」
何言ってんだろ、あたし。
「あたしの好きな健康食品は〜」
「……バーカ」
頑張って笑顔を作っていると、長瀬はフッと笑って……
「バカみてぇだぞ、お前」
……へ?
「な、何のこと…でしょう?」
「知ってるから。鈴香の結婚のこと」
長瀬は柵にもたれて空を見上げた。
「し、知ってたの!?」
ウソ…
必死に隠してたのに…!
「伊達に幼なじみやってんじゃねぇから。つーか、隠そうとしてくれてたみたいじゃん?すげぇ面白かったわ」
なんて、長瀬は屈託なくハハッと笑った。

