お隣さんは意地悪センセイ!





あたしは一旦隣の自分の部屋に帰り、食材を腕に抱えて先生の部屋に戻った。


愛用のエプロンを着けて再びキッチンに戻る。



昨日の夜は簡単に出来るポトフを作った。
その残りのじゃがいも、にんじん、玉ねぎたちを見て考える……

カレーライス?いや……やっぱりここは……あの定番の料理で!



昨日特売で安かったパックの鯖に下味をつけてグリルで焼き上げていく。


その間に、お肉を炒め、野菜をお鍋に入れる。

軽く炒めて、だし汁と砂糖と……


あ!そうだ、先生の冷蔵庫の中に干からび寸前のほうれん草があったから……あともう一品はほうれん草のお浸しにしよう!


誰かにあたしが作った料理を食べてもらうなんて久しぶりだな〜


ルンルン気分で料理を作るのが楽しくなっていると、後ろから声がする。



「へぇ、なかなか様になってるね」




振り返ると、櫻木先生が壁に手をついてフッと笑った。



「…り、料理だけは…得意なもんで…」



やばい、このシチュエーションは如何なものか!!?

櫻木先生の部屋、しかもあろうことにキッチンで!?

あたしが櫻木先生のために料理を作ってる!?